ノードのタイプ
必要に応じて、以下のノードをダイアログタスクに追加することができます。
ユーザーインテントノード
プラットフォームが特定するユーザーインテントは、ユーザーの発話に基づきます。すべてのダイアログには、1つのルートインテントと任意の数のサブインテントがあります。詳細情報は、ユーザーインテントノードの操作をご参照ください。
エンティティノード
発話中のユーザーエンティティ。プラットフォームは、15以上のエンティティタイプをサポートしています。開発者は、表示されるプロンプトメッセージを定義することができ、このメッセージはチャネル固有のものにすることができます。例:金額、口座番号、時間、郵便番号。エンティティノードは、ユーザーに入力を指示します。詳細情報は、エンティティテントノードの操作をご参照ください。
エージェント転送ノード
ボットからライブエージェントへの通信を転送するために使用されます。これは通常、ダイアログタスクの最後のノードです。詳細情報は、エージェント転送ノードの操作をご参照ください。
スクリプトノード
ダイアログタスクにカスタムJSコードを記述するために使用します。詳細情報は、スクリプトノードの操作をご参照ください。
サービスノード
APIを呼び出すことができます。また、cURLを使用してAPIリクエストを構築することもできます。詳細情報は、サービスノードの操作をご参照ください。
メッセージノード(ボットレスポンスノード)
ボットからユーザーへのメッセージを表示します。例:他に何かお手伝いできることはありますか?詳細情報は、ボットレスポンスノードの操作をご参照ください。
確認ノード
ボットからユーザへの問い合わせメッセージを表示し、ユーザからの応答を待ちます。ユーザー入力に基づいて、ダイアログタスクフローの処理を継続するための条件が定義されます。詳細情報は、確認ノードの操作をご参照ください。
Webhookノード
サーバーサイドの検証、ビジネスロジックの実行、バックエンドサーバーのAPIコールなどに使用されます。このノードを使用するためには、SDK Tool Kitがインストールされていなければなりません。詳細情報は、Webhookノードの操作をご参照ください。
すべてのダイアログはインテントノードで始まりますが、ユーザーやボット内部に終幕感を与えるために、メッセージノードで終了することが望ましいです。
コンポーネントの遷移
ダイアログタスクは、異なるノードが遷移によって結ばれたタスクフローを構築します。ダイアログタスクの遷移は、ビジネスで定義された評価基準を使用して、ダイアログタスクフロー内の以下の手順を実行する条件に依存します。
Kore.aiでは、事前定義済みの演算子セットを使用して、If-then-else 条件を定義します。各コンポーネントには、フォールバック条件を指定する必要があります。遷移をどのように表現するかは、定義しているコンポーネントタイプによって異なります。コンポーネントタイプ固有の遷移については、各コンポーネントタイプのトピックで説明します。
以下の演算子を使用して条件を書くことができます。
- Exists(存在する)
- Equals to(等しい)
- Greater than equals to(以上)
- Less than equals to(以下)
- Not equals to(等しくない)
- Greater than(大きい)
- Less than(小さい)
- Contains(含む)
コンテキストオブジェクト
ボットビルダーのContext
オブジェクトは、ダイアログ実行のためのデータを保持するコンテナオブジェクトです。Kore.aiの自然言語処理(NLP)エンジンは、特定されたインテント、抽出されたエンティティ、および履歴をこのオブジェクトに入力します。コンポーネントの遷移条件には、Context
オブジェクトのキーを使用できます。詳細情報は、コンテキストオブジェクトをご参照ください。