Botを構築している間、テストできるシナリオは複数あります。Botに変更や更新を行うたびに確認を要するシナリオが成功することがあります。Botとの成功した会話を録音しておくことは、将来の回帰テストのシナリオに役立ちます。Botとの会話を録音するオプションは、「Botと話す」ウィンドウにあります。
特長
- この録音オプションでは、ユーザー入力とBotの応答を録音します。
- Botとの会話中はいつでも録音を開始したり停止したりすることができます。
- 会話全体がテストケースとして保存されます。
- テストケースを分割してテストスイートを作成したい場合は、会話中にすべて破棄コマンドを使用することで作成できます。「すべて破棄」以前の会話はテストケースとして保存され、以後の会話は別のテストケースとなります。両方のテストケースは、テストスイートとして単一のファイルで保存されます。必要に応じて、会話をいくつかのテストケースに分割することができます。
- 会話全体はJSONファイルに保存され、録音が終了するとダウンロードできるようになります。
このJSONファイルは、Kore Githubリポジトリで提供されているチャットBotテストランナーを使用して、同じ会話でBotをテストすることができます。このテストツールでは、JSONファイルからのユーザー入力を使用してBotと会話を行い、Botの応答を録音されたBotの応答と比較します。テスト結果のスプレッドシートに結果が記録され、開発者の入力、実際の結果と予想される結果、テスト実行のステータス(合格または不合格)を含む、テスト実行の包括的なレポートが得られます。このスプレッドシートを使用して、失敗したテストケースを報告、記録、再テストすることができます。テストランナーの詳細については、Kore Githubを参照してください。